制作に疲れるといつもドラえもんのポケットの構造とか漆工芸についていろいろ考えます。
漆はただの樹脂なので、別に金や銀や貝を使うことに必然性はなく、漆で出来る何をしても構わいません。しかし制作にかける労力を考慮すると、それに見合う結果を得られる方向性というのはかなり限定されます。金属を粉にして蒔き付けて磨くとか貝殻をわざわざ薄く削って貼り付けたりするのはとても特殊なことのような気がしますが、いろいろ考えるとそれしか方法がありません。何か画期的な価値創造の方法があるはずとか考えても、どうしてもありません。不思議です。樹脂造形とはナンなのかとか、塗装とはナンなのかとか考えることがとても重要だといつも思っていますが、伝統的な漆工芸がかなりレベルの高いところにあるから、いつも新たな何かは発見できません。ということで、いつも地道に努力しています。現実にはドラえもんはいませんから。
もうすぐ6歳の長男が囲碁をやっています。しかしなかなか理解できません。死活という局地戦と陣取り合戦という一見違う2つの要素があるからです。石を取られると部分的にはダメージが大きいですが、結局囲った陣地が多い方が勝ちなので、19路のように盤が大きいとこの2つの要素を両方とも駆け引きに使わないと勝てません。しかし、9路くらい盤が小さいと局地戦のウェイトが大きくなり、死活だけでもかなり正確に理解していれば、一発入ることもあります。死活と囲い合いという2つの要素を分解しては囲碁は成り立ちませんが、どちらかにウェイトを置くことで、要素を分解して覚えられるので、9路盤はとても有効です。
教えるのはもっぱらおじいちゃんに任せています。かなり厳しく教えているようですが、チユキもおじいちゃんも楽しそうです。