8月から展覧会、出張、映画撮影、作品制作と死ぬほど忙しく、ほとんど記憶がないくらいです。
丸一日休めたのは一日だけで、9月に子供を将棋のイベントに連れて行きました。
その中で子供の将棋大会があって長男が出場しました。予選では3連勝が必要でしたが、3戦目に大きな悪手があり敗退。早指し過ぎて勿体ない負け方でした。悪手を指した直後、まだ手が駒から離れていないうちに「あ!」という表情をしたのですが、そのまま指してしまいました。長男に勝った相手が、決勝トーナメントも勝ち進み優勝するという組み合わせの運の悪さもあったかもしれませんが、あまり考えず指してしまって、本人も後悔していました。
当たり前に見えるの一手を、「本当にこれでいいのか?」と考えてみる慎重さは何においても必要です。また、良い手を指すより悪い手を指さない方がはるかに重要で、これもほとんどのことに言えるような気がします。
僕も制作において常に気を付けることは「当たり前とされていることをもう一度考える」こと、「失敗をしない」ということです。これが出来るようになって、やっと一人前の仕事ができるようになったと感じました。漆において具体的にそれが何かを説明すると長くなるので省きますが、職人的な作業についてではありません。表現や芸術性について言っています。
イベントで、初めて生で羽生善治さんを見ました。
最後には深浦康市さんに握手をしてもらいました。
長男も悔しさを忘れて、憧れの天才達に会えたことを喜んでいました。