生態系が変化したかも、とか。

 

今年は身の回りの生態系に少し変化があったような気がします。我が家に訪れる野鳥の数や種類が激減したのと、モグラや虫などが少なくなってきています。どれも害虫や害獣が多いので、少なくなるのは基本的に有難いのですが、自然界に大きな変化があるのは不気味な気がします。毎年少しずつ暑くなってきているのは感じますが、ついに今年は自然界に大きな変化をもたらす臨界点に達したのではないかと思っています。普通に生きている分にはほとんど感じないと思いますが、我が家は樹木に囲まれていて、僕は常に自然の中にいるようなものなので、そのようなことがはっきりと分かります。大きな自然災害などが無いことを願います。

今年は忙し過ぎて、作家になってから最も作品数や展覧会が少ない年になりました。年齢的なこともあり、これからは大作中心の受注制作に切り替えるようにしました。個展やグループ展のために数合わせ的な作品をつくるより、一つでも多く、自分の生きた証となるような作品を残すべきと思うようになりました。もちろん、これからも展覧会などは参加させてもらいますが、今までのように年10回近くやるということはないと思います。ここ最近は、一つの作品に1年以上掛けることも多いのですが、同じものを複数個作るということはほぼありません。したがってデザインに費やす時間もすべて一つの作品のために注がれることになります。「作る」という意味での効率は悪いですが、自分に残された時間やこの道を選んだ意味など考えた時、このようなスタイルしかないという結論に達しました。いつも苦しいなとは思います。でも自分が作品に満足しない内は、どんなに恵まれていてもその恵まれた条件を目いっぱい使って良いものを作ろうとしてしまうので、苦しいのは当たり前です。
今はとても幸せだと感じています。でも、いつかそのような制作意欲すらなくなるかもしれません。その時は迷わず引退します。

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