今日は頼んでいた作品の金具が出来たと連絡があったので、受け取りに行きました。かなりの難易度の高い仕事をお願いしたこともあり、納期も2ヵ月ほど掛かりました。故に、もしもの時に作り直す時間的な余裕もなく不安もあったのですが、それも杞憂に終わりました。これでこの作品においては外注パートがすべて上がったので、後は自分の努力のみとなりました。天気も良く、いいドライブでした。
夕方、庭の一角を耕しました。漆の苗木を育てるためです。今年植樹した苗は例年より育ちが悪く、今年もその植え替え様の苗を家の庭で育てます。掘り起こした土にホームセンターで買った培養土や肥料を混ぜて、まず土を作りました。そして、調子の悪そうな周りの庭木の剪定もしました。苗にカビなどの病気がうつる恐れがあるので、あらかじめ不安な要因は消しておこうと思ったからです。今年からは苗を例年より一年多く庭で育てて個体を大きくしてから植樹しようと考えています。苗の個体が小さ過ぎると環境の変化についていけず枯れたりしやすいのではないかと思ったからです。
あと、雑草についてです。雑草が生えると日照が遮られ、苗の成長が妨げられると思っていたのですが、そうではないようです。雑草は主に一年草なので、漆の苗が数年かけてする成長をたった一年で成し遂げてしまいます。しかも垂直方向に僕の身長くらいに伸びるものもあります。さらに他の雑草との生存競争も激しいので、環境が許すまで可能な限り密生するではないかと考えるようになりました。この仮説が正しければ、雑草は土の養分が0になるまで生え続け、しかも一年サイクルで成長し枯れるので、養分の吸収力は多年草である漆の苗よりはるかに強いと推察されます。そうすると漆の苗はほとんど養分を吸収できなくなるのではないでしょうか。
家の敷地内の林の中に一本だけ漆の苗を植えたことがあります。日照が悪いので当然育ちは悪いのですが、枯れることはありません。病気や害虫に襲われることも少ないです。要因は恐らく、落ち葉ではないかと思います。落ち葉が堆積し、ほとんど雑草が生えず、また他の樹種の種の発芽率も極めて悪いことが推察されます。また生態も、日照が悪い故にあまり活発ではありません。ということは、病気の原因や害虫も少なく、環境が安定しているとも言えます。
などといろいろ考えた挙句、雑草は良くないという当たり前の結論に達しました。しかし、何故良くないかという理由に気付いたことは大きな進歩だと思います。人から聞けば当たり前のことも、自分で気付くのは難しいことも多いです。そして世の中で重要な能力は、当たり前かどうか判定する能力ではなく、気付く能力の方なので、そちらを重点的に磨いていきたいと思います。