先日は、漆の苗を植えている氷見の土地を見に行きました。昨年植えた苗が枯れてしまったので、なぜ枯れてしまったかを突き止めるために、今年は実験的に条件を変えて何本か植えてみることにしました。
漆の苗が枯れてしまう原因を挙げると
①新芽を虫に食われて枯れる。
②雑草に養分を取られて枯れる。
③根にカビが生える。
でしょうか。
①は良くありますが、青虫などがいるのは見ればわかるので、害虫駆除剤などで解決することが多いです。
②は単純に生存競争に負けただけなので、予防策として当然の如く草刈りが必要になります。当たり前のように感じますが、どの程度刈らないと枯れてしまうかちゃんと知識ととして知っておかないといけません。毎日草刈りに出かけるわけにはいかないし、労働を最小限に抑えることが育て方の確立につながるので、わざと草刈りをしないで置くなど、実験と観察が必要です。
③で枯れることは非常に多いです。しかも対処法が非常発見し難く、僕自身も原因を曖昧にしか理解していませんでした。漆の木は水はけの良い土地が向いているとはよく言われますが、その具体的な意味を考えてみました。なぜかというと、土壌の保湿力が高ければ植物にプラスに働くのではないかと思っていたからです。しかし実は土が絶えず湿っているとカビが生えやすいのです。つまり水はけの良い土地というのはカビが生え難いということだったのです。背の低い雑草は土の乾燥を防ぐので、生やしておくことが多かったのですが、地下の浅いところに水脈がある土地や水が湧き出ている土地は草を生やすことで湿地のようになってしまいます。そのような土壌にはカビが生えやすく、樹木の苗は枯れやすく、また育つのも遅いです。このような土地で植物を育てるには耕して土を完全に露出させること、畝などを作り、部分的にでも適度に乾燥しやすくすることが必要です。もちろんこれは仮説なので、確証を得るには検証しなければいけません。ということで贅沢にもそのためだけに一年間という時間を使うことにしました。
今までの経験の中で植物を枯らしてしまった時のことを思い出すと、まず浮かぶのは、小学生の時に水をあげ忘れてしまって枯れてしまったことです。そのような体験があったので、先入観を中々払拭できませんでした。とにかくいつも勉強することだらけです。