昨日は、久しぶりに材木を買いに行きました。再来年ぐらいから作り始めようと思っている作品があって、その材料です。なかなか良いもので、値段的にも納得できるものを購入出来ました。
材木屋さんに昨今の銘木市場の話を聞くと、もうすでに一昔前とは違うなと感じます。昔から国産の一級材はなくなると言われていましたが、本当にそのような時代が来たように思います。漆工芸は、特に僕はとても長い時間を掛けて制作するので、価値的にそれに見合った木地を用意します。木地は塗ってしまえば見えないものですが、中途半端な質の木を使った木地に漆仕事を施す気になれないのです。とにかく何もかもが最高品質でなければ絶対に嫌なので、それは貫いています。
以前、木地づくりに購入したヒノキの年輪を数えてみたことがあります。芯を除いた赤味だけで250本近くありました。芯と白太を入れたら年輪は300本はくだらないのではないかと思います。300年以上もかけて育った木使うという自覚がないと、というよりそのプレッシャーがないと、いい作品はつくれないのではないかと思います。