昨日は朝から蓮の撮影に行きました。車で20分くらいのところに蓮を観賞用に育てているところがあります。日差しが強くなってくると花に元気がなくなるので、早起きして行きました。
とても良い写真が撮れました。ただ、ここから図に落とすのにものすごく時間が掛かります。素地を作ったり、モチーフの撮影をしたり、そこからデザインを考えたり、最近は漆の作業以外の見えない労働がどんどん大きくなっています。作品一つに掛ける制作時間があまりにも大きくなり、デザイン・設計段階で失敗するわけにはいかないからです。制作中もずっとモチベーションを維持し続けるには、それだけ時間や労力を掛ける価値のあるものでないといけません。
完成までの果てしない道のりを考えると、制作する上で最も苦しい時間帯でもあります。
蓮を見に行く。
2022年7月29日