最近のことや、それについて思うことなども。

 

9月、10月と忙しい日が続きました。来客や取材、それに伴う動画の撮影が続きました。海外から来て下さる方も多く、日本はともかく、欧米では実質的にはコロナが収束したことを実感します。コロナ前のにぎやかさをを取り戻して、自分も少し気持ちが上向いているような気がします。
また、子供たちの模試や検定試験などもありましたし、さらに月末にもあるのですが、僕も自分のために一緒に勉強しています。高校2年生から美大受験に全振りしたので、高校数学に若干積み残しがあったのが長年気掛かりでした。やっとそのあたりの勉強が出来ました。数ⅠAから始まって数ⅡB、やっと最近数Ⅲまで終わりました。毎日2時間程度、1年以上掛かりました。200ページのテキスト3冊、練習問題は1000問以上やったと思います。積分の応用以外は復習でしたが、他もほとんど忘れていたので大変でした。得手不得手もあると思うのですが、特に数列の漸化式を解く問題は難問が多かったように感じました。しかし植物の形態を理解するためには数列の理解は不可欠でなので、頑張りました。おかげでフィボナッチ数列のような3項間漸化式も解けるようになりました。高校物理も仕事に使えそうなところだけ復習しました。特に波動は貝の性質を理解するのに不可欠なので、そのあたりを中心に。そんなこんなで、高校生の時より学力が上がったかも知れません。勉強に付き合ってくれた長男に感謝したいと思います。助けられたのは僕の方でした。

さらに数学の勉強の甲斐もあり、非常に興味深いタイルパターンを発見しました。まだ調べていないのですが、ほかにもバリエーションがあるかも知れません。ただその原理について数学的にちゃんと解こうとすると僕にとってはなかなか難解で、いまだちゃんと分かっていません。息子でも分からなかったので、実はかなり難しいのかも知れません。
僕は感覚重視の人間ですが、自分の感覚の根底に何があるのか考えることも必要だと思っています。漆を通して世界を見ると、結局は人間の内面に向かっていくので、袋小路に迷い込むことも多いのではないかと思います。なので少しでも違う角度で世界を見ることが出来れば良いなといつも思っています。

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