今日は漆工芸に適した文様が持っているある法則性を発見しました。ネットで将棋を見ているときに突然気付きました。将棋を考える脳と工芸を考える脳は似ているのではないかと思います。どちらも特殊なジャンルの様で、実は多くの必然性や普遍性を持っています。例えば漆工芸で使う素材と色との関係に気付けば、なぜ蒔絵と色漆を併用すべきではないのかとか説明出来ます。また、なぜ加飾技法として主に蒔絵と螺鈿のみが生き残ったのかも説明できます。
もちろん、個別の局面に応じた対応力も必要ですが、法則性のようなモノを掴むことはとても重要です。将棋も工芸も最も嫌うのが「悪手」だからです。
将棋との違いというか、漆工芸の良いところは、いろんな事に気付いたとしても、それを具現化できる「手技」を持っていなければ、何もならないというところです。つまり、手技を身に付けるための努力がハードルとなって、それをしなかった人を篩い落としてくれるので、努力が結果に反映されやすいんです。
漆工芸は、思考力と、努力の才能を競うジャンルです。