先月のことなど。

 

先月はお客さんがとても多い月でした。フランスやスイスやドイツ、もちろん国内からも東京や金沢からいらっしゃいました。このようにネットで情報が入手できる現代という時代は、モノの流通を大きく変えていっています。ネットで直接日用品を購入するということもですが、美術品など第三者が価値を保証してくれないと中々安心して購入できなかったものも、直接作家のところに行って自分の目で価値を確かめて購入するというケースが増えてきたのではないかと思います。ネットを介することが購入手段として「便利」なだけでなく、そこから得られる情報が購買者や鑑賞者のレベルを引き上げているように思います。私の住んでいる富山県のように日本の最果てみたいなところにいろんな方がいらっしゃるのは、そのようなことが理由であるとしか思えません。「価値の保証」という観点から、ネットによる流通の変化が美術界に波及するのはそれほど早くないのではと思っていましたが、そのようなことはないようです。今後もこのような傾向が強くなっていくのではないかと思います。

特にドイツからいらして下さったL氏からはとても多くのご教示を頂きました。
自分も漆工芸のことしか知らなければ、それはそれで幸せかもしれませんが、世界には優れたアーティストが沢山いて、残念ながら自分は作り手としてまだまだです。しかしながら、そのように再認識できたことが、自分を向上させる大きなチャンスだと思いました。

 

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