カーテンレール。

 

玄関ホールの窓にカーテンレールを付けました。本当に長い長い道のりでした。

数年前に大正時代の真鍮製のカーテンレールを購入したのですが、諸々の事情ですぐに付けることが出来ず、ずっと置いてありました。まず桟の幅が金具より狭く、木で幅を足さないといけないのですが、電気コードが桟の上を這っているので、出来ませんでした。わざわざそのためだけに電気屋さんを呼ぶのもなぁと思って時間が過ぎてしまったのですが、年末に電気工事をしたついでに点検してもらい、梁や柱や窓の桟に添うように這わせてあった電気コードで既に使っていないものを取り除いてもらいました。
それからヒノキ材を購入し、必要な寸法に製材して、見えにくい上面から釘で打ち付けて漆を塗りました。これでもともとの部材と見た目は同化しました。ただ気温が低いので、加湿器付きのヒーターを付け、数日間かけて漆を乾かしました。乾いたら真鍮の木ネジでカーテンレールを通す金具を窓の桟に取り付けました。壁の間際でただでさえ取り付けにくいのに、真鍮の木ネジは柔らかく、しっかりと垂直にドライバーを当てないとネジ山がバカになってしまいます。何度か失敗し、ペンチで抜いたりしていたら、金具の方に傷がつき、さらにそれをヤスリで修正するなど気の遠くなるような作業の末、やっと取り付けることが出来ました。今度はその金具の間隔に合わせてレールを通さないといけないのですが、その長さはミリ単位の調整が必要です。まずを木の棒を購入し、のこぎりで切ってみて長さを確定し、ネットで真鍮のパイプ注文しました。今どきは真鍮のパイプはホームセンターには売っていません。直径のサイズも普通は使わないサイズだし、長さもオーダーなので、そこそこ費用が掛かりました。3日後に届き、さぁ、やっとカーテンを取り付けようと思ったら、今度はレールに通してある環とカーテンに付いている金具の向きが同じで、もう一つ環を噛まさないと付けられないことに気が付きました。軽い眩暈がし、何度目かのため息が出ました。

というのが、現段階です。

カーテンを買うまでも、気に入ったものに出会うまで数年かかりましたが、レールを付けるのもかなりのエネルギーを必要としました。たかが玄関ホールの窓のカーテンですが、大正時代の感じのちゃんとしたものにするのは結構大変です。かといって、ここまでマニアックだと、業者に頼むことも出来ません。家具や床も自分で直したり塗ったものも多いですが、今回ほど疲労感はありませんでした。今回はマジで疲れました。

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