雨とか。

 

昨日は一日中降っていた雨の所為で、あまりにも家の中の湿気が多く、漆が早く乾きすぎたので大変でした。下地の漆はもともと乾きやすく調合されたものなので、乾きがあまりにも早いと作業可能な時間が短くなり過ぎます。
家の中も湿気が酷かったので、本にカビが生えないように、家中のエアコンを送風にして、さらに扇風機を何台も回して空気を掻き回しました。伝統的な日本家屋は好きですが、本の保管に関してはかなり難点があるようです。カビもそうですが、ページがくっついたりもします。

そういえば数日前までは気温が高すぎて漆の乾きが遅くなるという、あまり経験したことが無い状況でした。学生のとき、漆の本に、漆とって気温25℃が一番硬化に適していると書いてあったので本当かどうか試したことがありました。なんとなく気温が高いほうが硬化が早いような気がしたからです。結果はあまり良く覚えていませんし、今思うとイイカゲンな実験でしたが、28℃くらいが一番良く乾いた気がします。良く覚えているのが、30℃を過ぎたあたりから明らかに硬化時間が長くなってきたことです。実際制作していて、それを実感したことは無かったのですが、今年はそれを身を持って知りました。本当に暑い夏でした。

先日、本を読んでいたら、矢部良明 さんという方の文章を目にしました。とても高名な陶芸及び茶道の研究者でいらっしゃることはその後知りました。非常に分かりやすく、しかも精度の高い文章を書かれていて、読んでいて気持ちがいいです。今後、時間があるときに矢部氏の著作をまとめて読みたいと思っております。

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