次回作。

 

CADで作品の設計をしています。漆器とは思えぬほどの複雑な形になりました。良いのか悪いのか分かりませんが、脳みそを絞るようにして考えました。CAMでの出力には刃物が新たにいくつも必要になりました。ただの小箱ですが、今のところパーツの数が17個ほどあります。最終的には23個になる予定です。多分、仮に素直に指物で作ったとしたら、50個くらいの部材を必要とするのではないかと推測します。「そんなことをして意味あるの?」という天の声も聞こえてきましたが、熟慮の末「致し方ない」という結論に達しました。苦労の量は作品の価値とは基本的に関係ないのですが、僕の作風はかなり純度の高い工作による付加価値の大きさの追求なので、試してみる価値はあるとみました。

去年から今年にかけて装身具の試作を続けています。県から助成事業に認定されているので、実験的なことも躊躇なくできて非常に助かっています。薄貝技法におけるかなり厳密なセオリーも構築できたように思います。また、試作品のいくつかは量産に向けて動き出そうと考えています。相変わらず、やることが多いです。

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